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悪女 [ユニバーサル・セレクション] (初回生産限定) [DVD] ![]() 価格: 1,500円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 大学時代に原作「虚栄の市」を読み、原作者サッカレーを卒論のテーマにした者にとって、待望の映画化です(戦前にハリウッドで映画化されていますが)。 原作が書かれた時代(十九世紀半ば)では、ベッキーのような自己主張が強く、主体的に生きる女性は悪女とみなされていたため、原作では表向きはベッキーを悪女として描いています。しかし、実際には、魅力的なのはおとなしく善良なもう1人のヒロイン、アミーリアではなく、ベッキーのほうだというのは当時も同じでした。作者も読者もベッキーを愛していたのです。 この映画では、ベッキーも、そして原作ではあまり魅力のないアミーリアも、ともに魅力的に描かれ |
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